UHS-ⅡのSDカードを買ってみた
α7R4が届いてからというもの手持ちのSanDiskのMicroSDを使っているのですが、エラーで記録できなかったという場面は今のところない。
α7R4はLサイズだと1枚JPEGが20MB前後、RAWが60MB前後と巨大ファイルになってしう。大きくなれば記録するSDカードの容量はもちろん書き込み速度も気になるところ。ピクセルマルチシフト撮影を試した時には、16枚連続で撮影するのでさすがに書き込みに数十秒ほどは待つのだが、それが長いのか短いのかはわからない。
日常的にスポーツの連続撮影などをするわけではないので絶対必要なものでもないのだが、せっかくUHS-2を読み書きできるスロットがついているのだから使わない理由はない。
UHS-2カードを探す
容量は64GBでも問題ないのだろうが、一応128GBをチョイス。
スマホなどでも使っているMicroSDカードに比べて需要が少ないのかお値段は割高。
UHS-2規格であればどのカードでもスピードが速いのかというと、そういうわけではなく、読み書きできるスピードによって値段もピンキリ。128GBの場合1万円弱から2万5千円までと倍以上のスピードと価格差がある。
候補のSDカード
SONY R:300 W:299
SanDisk R:300 W:260
Lexar R:300 W:260
ADATA R:290 W:260
TOSHIBA R:270 W:260
SPD R:280 W:250
PROGRADE R:250 W:130
Transcend R:285 W:180(64GB)
以上数字の単位はすべてMB/S
楽天のSPD、アマゾンのPROGRADEはメーカーではなさそう。読み書き速度を見るとメジャーな会社の商品とドンピシャ同じ数字がないことからOEMでもない。わずかにメジャーブランド品の速度を下回っていることから、どこかの製品の歩溜まり品を仕入れている可能性が大きいのではないだろうか。あくまでも勝手な想像。
SPDを選んでみた
プロで商売道具として使うならSONYのTOUGH一択なのだろうが、お値段が2万5千円。今回はUHS-2のお試しということもあるので値段で選んでみた。
値段で選べばSPDかPROGRADEの二択になるところなのだろうが、PROGRADEは書き込み速度がメジャーブランド品の半分ということなので、せっかくUHS-2にするなら速いほうということでSPDに決定。
7年保証となっているのだが、メジャーブランドは10年保証がついていたりするのでこの微妙な差が気になる。ただ、SPDという会社は会社概要を見ても資本金800万円ということから保証は壊れた時に運良く会社があればと考えたほうがよさそう。
Ultraの謎
製造が台湾製となっていたので、中国製のSanDisk以外のメーカーのものだろうが、裏面のUltraの文字が気になる。ちなみにSPDの販売ページにはUltraの商品名はついているものはない。右がUHS-2、左が従来のUHS-1.
UHS-1でベンチマーク
SDカードのUHS-2規格はピンの数が17ピンとなり、専用のスロットをもつリーダーライターでないと規格スピードは出ないとのことだが、UHS-1のスロットでも互換性はある。
ということでCrystalDiskMark6のスコアがこれ。
いままで使っていたSandiskのMicroSD(UHS-1)のスコアより悪い数字。どうやらUHS-2のリーダー・ライターが必要であることは間違いない。